フィンスイミングとは
概要
フィンスイミングは、足ひれを装着し、水中でのタイムを競う競技である。
使用するフィンは2種類。
一枚フィンのモノフィンと二枚フィンのビーフィンである。(右図参照)
歴史
競技としては、1967年にヨーロッパ選手権がイタリアで開催される。初の世界選手権は、1976年に西ドイツで開催された。
昔は、二枚フィンが使用されていたが、1970年頃にモノフィンがソビエトで開発され、飛躍的にスピードが向上した。
種目
ビーフィン
二枚フィンを用いる競技である。
国際競技会ではCMAS BFと命名され、50M・100M・200Mの種目がある。シュノーケルも使用可能。 CMAS BF規定があり、サイズ・材質等が決められている。
国内競技会では、25M~1500Mまで種目があり、二枚フィンであれば何でも使用できる。非常に取り組みやすい種目のひとつである。
サーフィス
一枚フィンとシュノーケルを用いて水面を泳ぐ競技である。
50M~1500M・オープンウォーターまでと競泳と類似した距離設定がされている。
アプニア
一枚フィンを用いて、50Mを潜水する種目である。
水中最速競技であるアプニアの世界記録は、50M 13.98(2012.12.10現在)である。(水泳の世界記録は、50M 20.90)
イマージョン
一枚フィンとタンクを用いて、潜水を行う競技である。
100M・400M・800Mの距離がある。 試合に出場するには専門の資格が必要である。
大会について
国際大会
フィンスイミングの国際大会は以下の大会である。
フィンスイミング世界選手権・ユース世界選手権
ワールドゲームズ
ワールドカップ
フィンスイミングアジア選手権・ユースアジア選手権
アジア大会(2019年ベトナム大会より採用予定)
ヨーロッパ選手権やシーゲームズなど、大陸ごとの大会にも組み込まれている。
国内大会
日本選手権
日本短水路選手権
東海大会
関東OPEN大会
日本学生選手権大会
JAPAN OPEN大会
辰巳杯
湘南OPEN WATER
が大きな大会としてあげられる。
左がモノフィン。右がビーフィン